知り合いから委託販売で入っておりました12R君
別のバイクでカスタムしていたお客様の目に留まり
「これをカスタムせい!!俺は免許 取ってくるわい!!」

とのことで、カスタムスタートとなりました

写真を撮ってる時点ではシートカウルは外してますが、一応完品
実働

でもね 僕の感想ですよ
なんとも不細工
特にライト下のジンベイザメの口みたいなラムエアダクト
なにこれ?
ほんで 全体的に近頃のスーパースポーツやメガスポーツに比べると ボチャっとしてるでしょう?
どう味付けして行きましょうかね?

ノーウ
写真がございません
どこ行った?

とにかくライトカウルは取っ払って こんな顔になりました
「4個もライト 要ります?」
「いるんじゃ ボケ!! 付けとけ!!」
というわけで、LEDライトが4個 付いてます

で、ジンベイザメの口
取ってしまいましたから そこからフレームに入るラムエア
そこに導くダクトを作りました
テーマは「ガンダムの胸に付いてるヤツ」 らしいです
時速300kmを超えても絶対にもげないスチール製のダクトの完成!!

こちらはハリケーン製のバーハンキットに ポスト部分がぶっとくて徐々に細くなるってな特殊なハンドルを付けました
その分 強いんでしょーよ

外装類はオーナー様の意向でオール艶消しブラック
そこに持ち込んだステッカーをあちこちに貼ります
タンクキャップの周りのプレートは前オーナーが付けようと思って持っていたモノですが、
アルミ削り出しでカッチョエーやんか

というわけで 車検 行きましょうか

で、完成写真がこれ
夜に撮りましたので 何が何かわかりません

ちょっと今回のページは手抜きにもほどがございますので
また改めて写真を撮らせてもらって 後日上げさせていただきます

オーナー様
ごめんなさい・・・

前回薄暗い写真を撮ってから、また明るい時に撮りなおさないとなー
と思っておりまして
その間も少しずつカスタムは更新されて やっと明るい写真を撮りました

もうね このレベルまで来ると最新型も何も変わりません
このバイクでも300キロくらい出るんでしょう?
出したことあります?
それが最新型が320キロ出るとか言われても 何のことかわかりません

そんなマックスクラスのバイクでオーナー様 ブリブリ冬でも走り回っております

最近のスーパースポーツのトレンドである チョンってな尖がって小さなテールカウル
これをそうしたいと オーナー様ずっと言っていますが
僕はこれくらいのメガスポーツ って感じの方が良いと思うんですけどね

またいつか強引なオーナー様の意向でこの辺が変化するかもしれません

脳みその中身みたいな赤いラジエーターホース達
これね おそらく中国製ですが なんとも大変な苦労をして取り付けました
まず ノーマルを外すのが大変
エンジンとフレームのミクロマンしか入れないようなところにホースバンドがあります
で、外して取り付け、試乗すると緑の血が漏れてきます
熱が入って なんだか中国ホース 柔くなったのかい?
またミクロマンしか入れない狭いところの増し締め

このホース 2度と付けたくありません

フェンダーレスにしているので ナンバー照明 ウインカー ナンバーの取り付けステーです
これは中国貿易をしているオーナー様がヤマハ用の物を持って来て
「これ付けとけ!!」
というパーツですが
まあ これは簡単に付きました
まだ在庫があるので 欲しい方はご一報を

僕を散々苦しめた脳みそです
クーラントのリザーバータンクはカウルの裏にあってブッサイクなプラスチック製でした
それを見たオーナー様
中国オイルキャッチタンクを持参
「これに変えとけ!!」

完成してからオーナー様がステッカーを大量に買ってきて貼っていました
僕の一番のお気に入りはこちらの立体アルミ製のガイコツです

跨った時の目線はこんな感じです
この手の車両は ノーマルメーターを外しちゃうとリミッターがへんてこになって すぐに頭打ちしてしまいますので
メーターの位置をさんざんオーナー様と相談しました

剛性の強そうなハンドルはハリケーン製トップブリッジにちょっと加工して取り付けています
モチ 中国

オーナー様が一番こだわったライト周りです
4個のLEDライトはモチ 中国ですが今のところ 正常に動いています
こんなパーツをチョイスするには
「壊れたら また変えるよ」
そんな割り切りが大事です

ゆーてもね
日本のよく聞くメーカでも 出どころは中国 ってなパーツ
たくさんありますけどね

たまに来ては僕を苦しめて涼しい顔で帰って行くオーナー様です
リターンライダーですが、その空白を埋めるように真冬でもほぼ毎日ぶっ飛ばしてます
そんな愛機を作るのが僕のお仕事ですが 
「こないだ あっこ行ってきてん」とかね 「あっこ行って来たらジロジロ見よんねん」だとか 
嬉しそうな顔で話す そんな彼を見ていると 苦労はどっか行っちゃうわけですよ

このファニーフェイスでするんですよ

後日 また僕を苦しめにやってきました
「ホイール寂しいやろ リムステッカー 買ってきてん」
「いやです 僕 ステッカー貼るの苦手なんで」
「殺すぞ はよ貼れ!!」

やっぱり苦しめられてます。。。

更に後日
もう常連さんの域に達した彼
「前から思っててんけど スイングアーム しょぼくない?」
「いやー これでえーんちゃいます?」
「しばくど」
「ど どうしろと?」

その昔 BEETにZX12のスイングアームがあったらしく
お客さん BEETに電話して聞いたらしいんですよ
するとね もう生産終了 型も残ってないから作れません との返答があったんだとか

そーなん?
で?
写真を見せて
「こんなん 作れや!!」
「いやです!!」
ぼこっ ばきっ ぐしゃっ

そんないきさつで 作業がスタートしました

こうして見てみると かなり頑丈そうなね 必要にして十分な強度に見えるんですよ
「これでえーんちゃいます?」
バキっ
「見た目にしょぼい ゆーとるやないか!!」

というわけで 今回のお仕事は このノーマルに補強ってなわけで
一から作るよりも 強度も気にしなくていい 精度もノーマルベースなのでそれほど必要ない
どちらかというと 楽なんですが・・・

上に3角形に補強を入れるようで まずは骨を溶接します

で、取り付けて どこも干渉しないか 何度もそれを繰り返します
更には 写真で手で触っている箇所
モノサスからリザーバーがにょきっとはえてます
左右を連結すると 見事にコイツがガツンするんでしょーよ
んー  邪魔!!

左側と言えばリアブレーキのホースくらいのもんで これは楽にかわしそうです

ただ、スイングアームを作る時にはいつもそうですが 右側のチェーン
なんともうっとおしいところを通るわけで それをうまいことかわさないとね

骨の位置が決まれば あとはひたすら トンカン ビビビ のお仕事が続きます
骨にボックス状になるように板を張り合わせていきます
で、左右の連結は先ほどのサスのタンクがある為にアールを描いて連結してます

この加工だけでもかなりかかりましたよ
で、アルミの溶接は材質の性質上 鉄のようにオリャっと曲げて応力を残したままスムージングをすると
簡単にひびが入ります
というわけで、スムージングの前にアルミが溶ける直前まで炙るという工程がとっても大事
ひっつけて 炙って 削って
なんとも気の長いお話です

さらに 「短いリアフェンダー 付けとけよ 俺は東京出張じゃ 帰ってくるまでに仕上げとけ!!」

こんな感じで良いんですかね

艶消しブラックに塗装して完成しました

強度の方は元々 頼りなかったわけではないのでわかりませんが 見た目はごっつくなりました
東京から帰ってきたお客さんも喜んでくれました

で、機嫌よく乗っているかと思えば
「ブレーキ 丸いやないか!! ハナハナに変えろ!!」
「高いですよ」
「これ見てみろ」
ヤフーオークションに前後2万円ほどの ARASHI製ローター
モチ チャイニーズな匂いを放っております
「ブレーキにこれは怖くないですか?」
「かめへんかめへん」
ARASHI。。。ロゴはARAIによく似てますが
なぜにヘルメットメーカーに寄せたのかは謎です

というわけで ステンレスハナハナローターが低価格でやってきました

見た目は良い感じになりました
見た目はね

ちょっと見えにくいですが 前も変わりました
後日談
「めちゃめちゃ効くで!!これ!!
最高やで!!」

今後 割れたり パッドの寿命が大幅に加速したり
そんな事のない事を祈りつつ
「良かったっすねー!!」
満面の笑みを浮かべる僕でした

また後日
「USBいることない?」
「そー言えば在庫にと思って一個 ありますよ」
「付けろ!! 今すぐ付けろ!!」
「ステー要りますから」
「今すぐ作れ!!」
とはいえ あんまり不細工なもん嫌でしょうから
ボディーをカバーして そのカバーにも飾り穴あけたり
わりと凝ったもんが出来てしまいました

防水の蓋を開ければ USBが2発
電圧計まで内蔵
今のご時世 これは必要ですよね