先日、上の画像のスージー50に乗っていつもの仲良しバイク屋 上村モータースに油を売りに行きました
26号線で、クラウンに乗ったおじいさんに幅寄せをされました
ホーンを鳴らしても、6ボルトの小さい”ぷーっ”という音では、彼の老骨化した鼓膜を響かすにはいたらず、気の小さな僕は、
「こら じじー しばいたろか ぼけ かす」
とは言えずに、そのままそのクラウンは去っていきました
そのとき僕の中の熱いものが、火をつけその温度を更に上げていきました
”骨バイ(骨っぽいバイクのこと)で、めちゃ速いのん”
このキーワードが次のライトの課題になりました

そこで以前からライトの半ごみ置き場で、ごろっと横たわっていた「パルホリデー」が、ベース車に選ばれました
フレームがスージーに比べて骨っぽく、シートのすわり心地もよさそうです
打倒!!親父クラウン!!
めらめらと燃えている僕に、今回の助手は冷め気味です
「パルホリデーが速いからってなに?」
奴の目はそう語っていました
ただ、そのとき僕は確信したのです
そう、奴の数週間後の言葉が聞こえたのです
「速いパルホリデーって ス テ キ」

さすがに半ごみ置き場にあっただけあって、かなりのぼろさです
ただ、よく見ていくと、金属疲労はほとんど無く、汚れなどを取ると結構見れる程度です
ヘッドライトのレンズが無いだけで、バイクって本当にぼろく見えます

次に、どうやって速いパルホリデーを作るか、その答えはエンジンの載せ換えにいたりました
と言うことで、先日ヤフーオークションで仕入れた、ガンマ125を使うことにしました

よくあるのが、JOG Dioのエンジンですが、どうせ作るなら、その類すら凌駕するスーパーパルホリデーにしたいと思います

だって僕にとって骨バイと、50ccスクーターってそれほど変わらないと思うのです
低いレベルでのプラス時速30キロにあまり魅力を感じません

結構綺麗なのです
部品取りにされてしまうには、ちともったいないくらいです
助手の目は明らかに、こう語ってます
「このバイクでクラウンをぬかしたらいいやん」

エンジンのかかった僕は仕事が早いです
と言うことで、エンジンが乗りました
助手に聞いてみました
「これ かっこいいん?」
助手
「わからん」
とりあえず、長いです
スイングアームを短くする案もありましたが、「どうせやったら長い方がカッコイイやろ」と、こうなりました

エンジンマウントです
まだ強度的には、不安ですが大体の骨組みは出来ました

バランスが悪かったので、前足も変えてみました
こんなことする人はいないかもしれませんが、パルホリデーのネックとガンマのステムはドンピシャです
無加工でつきます ビックリです

それよりも、更に長くなってしまいました
そしてこのあたりで助手が食いついてきました
「なんかすごい かっこいいかは別にして なんかすごい」」

補強と、サスのマウントです
これでレースにも行こうと企てていますので、でぶな僕が振り回しても折れてしまわない十二分な強度を作ります

またがると、楽チンです
椅子はガッチリ腰をホールドしてくれます
ハンドルもノーマルを加工してつけましたので、ちょうどいい高さです
これで100km出すには、怖いのか、気持ちいいのか、乗ってみないと分かりません

前の写真から半年は経っています
やりかけでずっとほったらかしでした
もう捨ててしまおうかとも・・・
その間に助手も変わり、時代は移り変わっています
しかし新助手のながせっちが、ぜひともこのバイクを完成させたい!!と、珍しく鼻息を荒げております
「ほなしょーか」ということで作業再開です
チャンバーをつけました
ガンマのノーマルを、切って張ってちょろって感じです

オイルタンクを作りました
材料費は100×2です
最近ライトの近所に出来た、ダイソー加工です

次にガソリンタンクを作りました
後に上面にキャップが付く予定です
これで、タンク容量もアップされ、見ためにもすっきりします

ということで結構進みましたが、またまた忙しくなってきました
お客さんからの依頼が増えてきて、こんな趣味のような、非営利的バイクを作っている時間はなくなってきました
またもう少し、寝ていただきます
また暇になれば、再始動です