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カスタム依頼がやってまいりました
今回はGP125とマイナー車です

このバイク
当店で過去に在庫していたもので、当時の従業員に破格の値段で譲ったものです

依頼者はその元従業員

「別のバイクをベースにしたら?」
「これがえーねん」

そーですか

エンジンがかからないと
押して来ました

キャブのドレンを抜いてキック数発

かかりました

元従業員
何を学んでん!!

これからのカスタムに胸を膨らませて笑顔もそらこぼれちゃいますよ

それに応えるべく
がんばってツクロー

2人であーだこーだ
出来ました
リジットフレーム

シームレスの最強パイプ
絶対に折れない
あとは補強を待つのみ

チェーン引き部分はノーマルスイングアームから切り出して使いました
レーザーで作ってもよかったんですが、今日仕上げてしまいたかったんで

リジット化はまあ簡単なもんですよ
しかし今回の依頼 それだけでは済ましてくれません
「ガーターフォークをどーーーーしても作ってクレイ」

そーですか

フォークの動く方のアーム(正式名称を知りません)は出来ました
強度抜群 これでいけるでしょう

次にアクスルシャフト
専用に作りますか

旋盤ガリガリ
ちょっとスリット入れてみたりして
出来ました

あとの部品たちはレーザー加工待ちとしまして、その間にリジット部分の補強をしていきましょうか
4ミリの強固な鉄板を張り合わせていきます

補強であり、アクセサリーであり
出来るだけぶっ細工にならないような補強を。

まーいつもの事なんですけどね

大体ガーターフォークの前部分が出来上がりました
あとはスムージングを残すのみ

この手の作業は冶具の製作や、溶接のひずみを最大に考慮したり、出来上がったものを見るよりも作業はかなり多いです

もう2度と作りたくありません

また作るんでしょうねー
このしんどさを忘れたころに

レーザーから上がってまいりました
6ミリ鉄板を切り出した、ガーターのロッカーアーム(正式名称を知りません)

計4枚いりますが、肉抜き4枚 フラット4枚
これを張り合わせて作りましょーか

まずは溶接で引っ付けまして

スムージング

レーザーの穴ではアバウトなので、あらかじめ小さめの穴にしておき、ドリル&リーマーでベアリングがちょっときついくらいに仕上げます
そこへベアリング プチ圧入

完璧ですがな

この作業があと3回・・・・・

つけてみました
ベリーグーなんですが・・・

ロッカーアームが・・・
短すぎた・・・・

間にスプリングが通る隙間がない・・・・



はい 単純な採寸ミスでございます

作り直しますか

初めて作る機構にはよくある事ですよ

アームを長いものに作り変えました
サスをほりこんでグッドです

オーナーとあれこれハンドルを思案して、こんなのが付きました

水牛ハンドル
前のフォークにマウントすると、ハンドルはリジット状態になりますので
バネ上のトップブリッジからアームを伸ばします
これで手への振動は並になりますよ

タイヤをファイヤーストーンに変えて、ベイツライト、ミニトレタンク、チャンバーをつけました

嬉そーですよ
前助手

で、フェンダーを作ろうと
鉄板から作ってやろうと

フェンダーというと今まで買っておりました
あの立体曲げ
左右対称に作れる気がしませんでした
板金で無理なら3本ローラー改で!!

ということでお手製3本ローラーにイングリッシュホイールのローラーをセットしてみました
これを作るのも結構 大変でしたが・・・

出来上がったのがこれ
ちょっとだけ真ん中がぷくっと膨れております

「これでいい?」
「あかん過ぎる」

やっぱりね

ローラーで上から押さえても、下がフラットやからなー

ということで、下側の受けを旋盤でがりがり

美しい・・・

セットして出来ました
これで多分いけるはず

結果は無残に敗退

これで良いアールにはなりましたが・・・
タイヤに沿ったアールが出ない・・・

いつものローラーでタイヤに沿ったアールを作ってからこれに通しても真っ直ぐになってしまう・・・・

半日遊んだようなもんですよ
しかしひとつ学びました
「フェンダーはプレスされたやつを買う」

その後ヤフーオークションで、1000円のフェンダーを見つけました

・・・・・・・・
この道具
流しそうめんのレールを作るには最適ですよ!!

やって来ましたリアフェンダー
フェンダーは買うに限りますよ

早速マウントします
ステンレスアームでしっかり固定すれば完成
ちょうどいいアール
ちょうどいい長さ

このような遠回りも、カスタムには付き物
そして市販されるパーツを作る人
この方々への尊敬の念が強くなります

フロントサスがやらか過ぎるかも
ということで変更しました

これがちょうどいい

しかしこれだけはエンジンかけて乗って、フルブレーキしてみないとわかりませんから

今の段階では多分大丈夫
こんなもんでしょう

次にオイルタンクの製作に入ります
鉄板を切り出してぶりぶり溶接していきます
間に間仕切りをつけて右側がオイルタンク
左側がバッテリーケースに

いい形になって来ましたかね

シートとオイルタンクを取り付けました

オイルタンクはスチール製
まあまあな重量
そしてここにオイルを満タンに
バッテリーもこの中にIN

リジットマウントではどこかしら振動で折れてしまう可能性大

完全ラバーマウントにしました
なにげにこれがまた大変ですよ

リジットフレームになってちょっとホイールベースが伸びましたのでトルクロッドやブレーキのロッドを作りました
トルクロッドはいつものようにステンレス製で強度も上げておきます
綺麗しね

オイルタンクの左側はバッテリーやらの電装ボックスになっております
蓋部分にはメインスイッチがつきます

ハンドルにはPOSH製ミニスイッチがつきますが、この加工がいつもうっとおしいんですよ

4ミリの取り付け穴にドンピシャでスイッチの穴を開けます

で、中のバリをとって、配線がリークしないようにかなり慎重な作業が続きます

完成間近 

きょうはここまで

長い洗い、ブラストを終え、ペイントが終了しました

まずはホイールを組んでいきます

今回はオーナーがスポークの調整をがんばっております

リムはグレー、スポークは黒、ニップルはクロームメッキ、ハブはブラスト
と、結構色んなことをやっております

楽しそう

あれよこれよという間に歩ける状態になりました

リジットフレームも綺麗に塗れております

ガーターの動きもスムーズ

早く乗ってみたいですよ

楽しそう

もりもり食って、バシバシ組んでいきましょうか

おりゃりゃってな具合にかなり組みあがりました

おっさん
助手時代よりもかなり楽しそうです

自分のバイクを作ってますからね
当然ですか



試乗の動画です

というわけで完成

気になるガーターの具合は

違和感なし
寝かさず 伸ばさず

要はテレスコと同じですよ

ハンドルがこんなんなんで、ポジションは結構しんどいですけど、オーナーいわく

「思ったより楽」
らしいです

ガーターにハードテールにペラペラシートにこのハンドル位置

乗り心地なんか考えているとこのスタイルは生まれませんが、なぜか

「ハンドルロックは絶対にいるから」

オーナーの数だけこだわりがありますよ

タイヤはいつもSRで使うコッカーですが、幅サイズを落としております

これくらいがちょうどいい

しかしノーマルが残ったのは
エンジン チャンバー エアクリ リアホイール フレームの前半分 ハーネス
位ですか

いや 大変でしたよ

この車両
ほとんどの作業をオーナーと共にしました

スタイルを見ながらいちいち相談の嵐

その分、完成の感動も一際大きいでしょう

カラーリングはあえて渋めに

長く乗るつもりでしょうから、飽きにくいカラーリングです

バフとガンコートのエンジン

古い2サイクルなので、放熱性を考えて耐熱ブラックではなくガンコートブラックを選択しました

形状も空冷2サイクル単気筒 シンプルでいいですよ

ハンドルはトップブリッジの下からはえています

ライトステーも兼ねております

オーナーが持参したCB125のホイール

イッチョ前にツーリーディングです

GP125のノーマルはヘッポコディスクでしたので、スタイル的にもマッチしております

ハブはブラスト
リム スポークはペイントで全体のカラーバランスに合わせています

フェンダーストラットはオールステンレス

以前SRで作ったのをオーナーが見ていて
「あんなんがいい」

ということで、この吊り下げ式になりました

このようにトップとアンダーのステムを連結しております

これがないと、フロント加重は全てトップにだけかかってしまいますので、アンダーにも加重を分配します

これで安心

メーターとハイロー切り替えスイッチです

オーナーの希望でよく使うスイッチは手元に付けたいということで、ここにはこれだけ

で、よく使うウインカーとホーンスイッチはこちら

POSH製でかっこいいんですが取り付けが大変です








長い作業が終わりました
今回のオーナーは作業は出来るだけ立ち会って、一緒にしたいと

日曜日だけの作業でしたので結構長引きましたよ

一緒にあーでもないこーでもないと、作っている期間もオーナーと愛車のお付き合い
これから一番いい季節に、そのお付き合いは形を変えて
今度は一緒に走り回る事になるんでしょう

バーニング誌さん 掲載ありがとうございます