ほとんど乗らずに、ほったらかしにしていた車両です
南港に放置していたのか、年式以上の錆具合です
ここまでくればごみか、バイクか微妙なラインです
ただ、走行距離は7000kmと少ないです

スポークは復活しません ここまで錆びると・
フェンダー、マフラー ことごとくぼつです

修理はキャブのオーバーホール、プラグ清掃、スタータースイッチの清掃のみでかかりました
7000kmらしく、エンジンはすごくいいです

ベース車で一番錆びてほしくないのが、スポークとフロントフォークのインナーです
このバイクはどちらも見事にアウトです
いっそのこと足回りを全部移植するか・
もうこのまま土に返してやるか・
悩むところです

かっこ悪いうえに、ぼろいです
ボルティーの次にスズキは、グラストラッカー、ビッグボーイと出していきました
同系エンジンでは、ボルティーは格下です
せっかくカスタムするのであれば、そのすべてを凌駕するバイクに変身させます
テーマが決まりました
”ビッグボーイよりビッグボーイ”
ライバルはビッグボーイです

ということで、カスタム案を練るために、不細工な外装を取っ払いました
ボルティーのフレームは可も、不可もなく、シンプルないいフレームだと思います

足回りの案が決まりました
倉庫にいつか使うだろうと置いてあった、ホンダCR125の足回りです
多分かっこよくなります
右がボルティーのステム、左がCRです
ステムシャフトはほぼ同じ感じなので、打ち変えなくても使えます
下側のベアリングのみ、加工をしてつきました
結構楽な作業でした
アルミに変わっただけでも、質感アップです

前足がつきました
いいです
フォーク径がふたまわりは太くなり、迫力アップです
そして奇跡的に、ハンドルストッパーは、無加工でぴったりいってます
ラッキーです
助手のながせっちもその喜びを隠しきれません

リアもつけてみました
これまた、それほど大変な作業ではなかったです
5−10センチはロンスイになってます
リアもディスクが付き、パフォーマンス的にも機能的にも向上します
スイングアームがアルミ製なので、軽量化まで実現してしまいました

リアサスをつけます
これまた倉庫にあったものです
マウントプレートを溶接し、頑丈につきました

骨組みが完成です
程よく背が高くなって、長くなって、たぶんビッグボーイよりビッグになってます
ただ、ここまでくれば、ビッグボーイなんて眼中になくなりました
これからは、僕の好きな形に染めていきます
んーーかなりいいです

これから外装を決めていきます
タンクはホンダのCB125のものです
専用マウントを作って載りました

シートは、ヤマハ、セローのびりびりに破れたのが倉庫にあったのでそれを使います
ラインをあわせ、あんこでスタイルを作ります
助手のながせっちも嬉しくなって跨ってみました
調子に乗ってます
乗り過ぎです

リアブレーキのマスター部分を作ってみました
肉厚なアルミのベースに、ブレーキアーム、マスターを取り付けれるようになってます
ステップは前後とも、CCI製ハイウェイペグに交換です

前後フェンダーを作りました
実はボルティーのノーマルを切ったりして作っています
いいラインを出しています
ヘッドライトは助手のながせっちオリジナルです

リアフェンダーはサイレンサーのすれすれ上をいきます
モノサス、センターマフラーで、かなりスリムな車体です

バッテリーケースです
グラストラッカーはキック付きですが、ボルティーは付いていないので、そこそこ大きなバッテリーをつける必要があります
出来るだけ目立たない状態にしたいです

大体形が出来ましたので、これから一番大変な下地作りです
助手のながせっちの、大仕事です
冬の寒空の下、震えながらパーツを洗うながせっちの後姿は、なんとも哀愁があります

ながせっちが頑張って洗いをやってる間、僕はフレームの補強溶接と、要らないベロのカット、スムージングをしていきます
こうしてみると、ごみのようですが、これが2日後には宝物に変身します

主要アルミパーツは今回はブラストで行きます
特にブレーキ周りはブラストの方が安心です

リアサスが出来ました
スプリングをクロームメッキにし、ボディーを磨きました
ストロークを短くするために多少小細工を施し、完成です


・・・
33にもなって本当に可愛いオッサンです

フロントフォークもオーバーホールしています
アウターはパーマイエローという黄色です
やまぶき色っぽいです
あとは、オイルシール、ダストシールを交換し、組んでしまいます

オーバーホール完了です
外見、性能ともに完璧な状態になりました

エンジンは耐熱ブラック、フレーム、スイングアームはシルバーになりました
最近は耐熱ブラックはラベン製を使います
艶が今まで使った中では一番です
フレームにエンジンを載せるのは毎回、神経を最大に使います

前にばらして綺麗にしておいたリアサスをつけました
シルバーにシルバーなので、目立たないかと思ってましたが、結構な存在感です
手を抜かずにきれいにしておいて良かったです

三叉をつけています
こちらは、ブラスト仕上げなので、ぶつけても気にしません
ペイントのように剥げることは無いのです

ホイール関係をつけました
今回はピレリのタイヤを選びましたが、これが届いてみるとカッコイイのです
スコーピオンっていかにも刺しそうなネーミングに、さそりマークが付いています
思わずホワイトレターにしました

後ろ足も付きました
チェーンはシルバーメッキチェーンです
見た目はピカッとしててかっこいいです
ハンドルは、ステンレスにして錆対策、強度アップです

例のメッキチェーンです
スプロケは、ノーマルで新品に換えました
レーサーなのでノーマルでもアルミです
かなり軽いです
新品っていいです

レーサーの足回りなので、メーターギアが付いてません
よって、自転車のマグネット検知のメーターをつけました
無線タイプで、本当に検知するのかどうか分かりません
ダメなら有線タイプに変えます
左はニュートラルランプです
見やすいです

キャリパーも、ブラスト、オーバーホール済みです
ほとんどのボルトを、ステンレスに変えているので、ネジが光っていいアクセントになってます

エンジンサイドカバーも付きました
ここでもステンレスボルトが利いてます
カバー自体はシルバーにペイントしています

反対側も付いてます
ステップはハーレーのアフターメーカーCCI製です
もともとはハイウェイペグですが、操作性には問題なしです

付きました
リアマスター周りです
削りだした専用アルミプレートに、しっかりとマスター、アームが取り付けてあります
この物々しさが最高です
マスターもオーバーホール済みで動作は良好です

大分、形になりました
前後フェンダー、スーパーロングセンターマフラー、その他もろもろをつけました
外装は黄色と黒のツートンで決めました
蜂っぽいです
でもタイヤはさそりです
刺すつながりです

オーバーホール後、メインジェットを5番上げ、ブラストできれいにしたキャブです
動きもいいです
見た目もいいです

問題発生です
ウインカーはフロントフォークにバンドでつけようと思っていたのですが、フォークが太すぎて付きません
ということで、急遽 真鍮で50ミリカラーを作り、ウインカーをエンジンマウントに取り付けました
面倒でしたが、フォークに付くよりはいい位置に来ました
真鍮というのも、渋いチョイスです

配線がワサワサです
見えにくいですが、バッテリーケースをつけました
サイドにはレギュレーターが付いています

もう、配線とシートで終わりです
ウインカーの位置は抜群です

リアフェンダーの上にLEDテールランプ、
下にはセンターマフラー、その下にアームを介したナンバープレートホルダーと、すべてセンターに位置しています
これにより、スリムな車体に仕上がっています
マフラーエンドにさりげなく、カーカーの名前が入っていました
プレートを外したので、そこでしか主張していません
ナンバープレート上部にはLED照明もつけました

完成です
シートはタックロールで、オレンジパイピングで決めてみました
このバイク見た目とは裏腹に、とっても乗りやすいです
アップハンと、結構前側にあるステップのおかげで、ポジションは楽チンです
始動はセルで、本当に楽なバイクです
ボルティーらしくエンジンはマイルドです

後のアングルも、かっこいいです
CB125のタンクと、セローのシートの絶妙なラインが、いい味を出しています

メーターは無線タイプはやっぱりダメでした・・・
確実な信号を発する、有線タイプに変えました
見た目は同じです

いいです
これが一番苦労した箇所です
この辺にいろんなものが詰まっています
そのおかげでスリムに、シンプルに決まっています

で、このバイク
前助手が購入し、気分良く乗っておりましたが
彼はいつもそうです
ウォークマンをガンガンに鳴らし、エンジンの音を聞かずにぶん回しまくります
で、毎回毎回 エンジンを壊します
このバイクも それほど高回転に強くないエンジン
漏れる事なく壊されました

で、彼
どんなに回しても良いエンジン
これに載せ変えろと

この後、250cc2サイクルのエンジンが載ることになります
その動画はこちら

皆さん エンジンの音 悲鳴を聞いてください
特に空冷4サイクル250cc単気筒
これはメーカー問わず いずれも高回転に弱いです

まあ そんなアホな乗り方
彼しかしないでしょーけどね

グーバイク誌さん 掲載ありがとうございます

バーニング誌さん 掲載ありがとうございます